クロパンのチラシコラム 1

第1回「ごんぎつね」

中学生の頃に、映画のパンフレットを集めていました。
最初は観た映画のパンフレットだけ買っていたのが、集め始めると古い映画のパンフレットも欲しくなる。
古本屋も探したが、欲しい物が見つからない。
「どーやったら見つかる?」って思ったときに、「配給会社には在庫が残っていて通販とかやってくれるんじゃないか?」なんて考え、ダメモトで連絡してみたら(当時は)やってくれました。
そして送られてきたパンフにおまけでチラシが数枚、たしか「きつねと猟犬/バンビ」「マジックボーイ」「ブレードランナー」「ごんぎつね」などが入っていたと思います。
その頃、地元・茨城では映画館にチラシは置かれていなかったので、初めてチラシを見ました。

パンフレットってかさ張るんですよぉ。。。後で見返すことも無いし、保管場所もとるしで。。。
チラシだったらファイルでパラパラ〜と見られるし、パンフより場所もとらない。
「これを集めたら面白いんじゃないか!」なんて思ったのが始まりです。

でも、そう思ったのも、この1枚が「すごく可愛い柄に見えた」からかもしれません。

↑撮影で使用された衣装

第6回 「風の谷のナウシカ」

中学2年生の頃、アニメブームでした。
「風の谷のナウシカ」は、うちの地元では「超人ロック」と同時上映でした。(「ホームズ」は後に「アニメ版・おしん」と同時上映になりました)

この頃は公開初日に行くとセル画が貰えるという特典が時々ありました。
なので、初日前夜の夜中12時に、クラスの友人13人(男子11人・女子2人)で、10Km離れた隣町まで夜中に自転車で映画館に行きました。
今になって考えたら、見つかったら補導されてもおかしくない状況かも・・・

劇場に着いたのは夜1時。6番目でした。
一番の方は劇場の前で毛布に包まって寝ていました。

そして朝まで。○○前夜って何だか楽しいです♪
あの時に並んで貰ったセル画は、今でも大切に保管してあります。

今では土浦ピカデリーも無くなり、この場所は駐車場になってしまいましたが、今でもいい思い出です☆

2010.6.14

第9回 「相棒 劇場版」

小学生の頃、テレビで「熱中時代」を見て以来、水谷豊ファンです。
私の地元・つくばのコンビニで、たまたま「相棒」テレビシリーズの撮影があるのを知って見に行きました。
コンビニは普通に営業をしていたので、近くで見られました。
寺脇さんやトリオ・ザ・捜一、そして水谷豊さんにも会えました♪

「相棒 劇場版」の公開前、川崎ラゾーナでのイベントでサインを頂けたのも、今の僕には宝物です。

また、つくばで撮影やらないかなぁ〜なんて思ってます☆

2010.9.10

第10回 「ハモンド家の秘密」

地元に土浦劇場という映画館がありました。
昭和初期からあった古い映画館で、洋画系を中心としていて、小学生の頃からよく行った映画館です。

学生の頃、学校の帰りに「ハモンド家の秘密」を観に行きました。
学校帰りに寄ったので夜7時すぎ。
最終回上映がすでに始まっているかなぁ くらいの時間でした。

劇場に行ったら誰もいなく、奥からおっちゃんが出てきてくれて、「お客さん来たよ〜!じゃ、始めっかぁ」って、最初から上映してくれました♪

田舎の映画館って、このゆる〜い感じが好きです。

売店でポテトチップを買って、思いっきりバリバリと食べてみました。
だって、他にお客さんいないんだもん☆

今ではこの場所は、他のビルが建ち、無くなってしまいました。。。

2010.11.8

第5回 「MEMORIES」

地元の映画館、霞ヶ浦劇場。
木造の古い映画館で、昔は日活ロマンポルノを上映していましたが、80年代から洋画・邦画の一般作を上映する映画館になりました。

僕が「MEMORIES」を観に行った時は、「フォー・ルームス」が同時上映でした。
場内にお客さんは10人くらい。
この映画館は古い映画館なので、冬はとにかく寒い。
広い劇場内に暖房器具は石油ストーブ2つ。
なので、1本の上映が終わって休憩時間になると、他のお客さんもストーブの周りに集まってきます。
「いやぁ〜寒いやねぇ〜」なんて、知らない人同士でも親近感が湧いてきます。
確か劇場で毛布も貸してくれたと思います。
僕の後ろの席で高校生くらいのカップルが、1枚の毛布に包まって「寒いねぇ♪」なんて言っていたのが微笑ましかったです。

この劇場で最後に観た映画は「ハムナプトラ」です。
近隣にシネコンも出来て、今は無くなってしまいました。

2010.5.14

お正月明けの冬休み、2万円持って東京に行きました。
神田、有楽町、大手町、新宿、三軒茶屋あたりをまわりました。
ほとんど欲しかったチラシは見つからず、それでも「大脱走(4000円)」「シンシナティキッド(4000円)」「栄光のライダー(1200円)」「007ユア・アイズ・オンリー(赤柄・500円)」「燃えよドラゴン(リバイバル版白柄・500円)」あたりを買ってきました。
中学生には大きな買い物でしたが、あの時に東京に行って正解だったと今でも思ってます。

K君とは中学卒業以来は交流はありませんでしたが、たまたま卒業して10年後くらいに会いました。
今はチラシ集めはやめて、「真昼の死闘」「俺たちに明日はない」のチラシは、大学時代にパチンコ玉に変わったそうです・・・

2010.4.16

第8回 「座頭市」

先日、私の地元にあるワープステーション江戸に行ってきました。
時代劇のオープンロケセットのある場所で、映画「座頭市」や、「さくらん」「隠し砦の三悪人」の一部が撮影された場所です。主にNHK時代劇の撮影が多いらしく、「龍馬伝」「利家とまつ」の一部もここで撮影されたようです。
100%撮影用のロケセットで、アトラクション等があるわけではないので、お客さんは広い園内に10人ほどで、ほとんどお客さんはいませんでした。

「この場所はきっと、こういうシーンで使われるんだろうなぁ〜」なんて想像していると楽しくなって、春の暖かいお天気のいい日に、1日の〜んびりしたいような場所でした♪

2010.7.30

↑思ったよりデカイ桜田門!右下にいるのがクロパンです♪

第7回 「桜田門外ノ変」

私の地元、茨城県水戸に「桜田門外ノ変」のオープンロケセットが公開されました。
映画の撮影セットを見たのは初めてでしたが、思ったより大きくリアルでびっくりしました☆
一面の雪は大理石を削って敷き詰めたそうです。

最近、正統派時代劇が少なくなっているので、劇場公開が楽しみです♪

2010.7.5

第2回「ブルージーンズメモリー」

今までで、一番多く映画館で観た映画です。

中学生の頃、この映画をきっかけで、近藤真彦が好きになりました。
同時上映は薬師丸ひろ子の「ねらわれた学園」です。
当時は映画館は入れ替え制ではありませんでした。
お小遣いが月3千円で、そこから映画を観に行くので、1回映画を観に行くと、朝から夕方まで映画館にいることもありました。
最初2回、その後も気にいって更に2回、初公開時には劇場に2回行きました。

そして、たのきん映画第3弾「グッドラックLove」
同時上映「ブルージーンズメモリー」・・・
「またか?」と思いつつ、更に2回観ました。

たのきん映画第4弾「ハイティーン・ブギ」
同時上映「ブルージーンズメモリー」。。。。。
「まただよ・・・」と思いながら、更に2回観ました。

確か合計8回くらいは映画館で観ました。
でも中学生の頃に観たこの映画、今ではいい思い出の1本です☆

第3回「救命士」

小学生の頃から、よく行った地元の映画館“テアトル土浦”
洋画の上映を中心とした映画館で、「ブルース・リー死亡遊戯」や「007ムーンレイカー」「E.T」など、沢山の映画をここで観ました。
2000年代に入ると近隣にシネコンが増え、地元の映画館はほとんど閉館してしまいました。

「救命士」は特に観たかった映画ではなかったのですが、テアトル土浦で最後に観られる映画として、もう一度この映画館に行きたくて観に行きました。
この映画館で最後に観た映画です。

今では、この場所は駐車場になってます。


2010.3.22

2010.2.19

2010.3.8

↑クライマックスの井伊直弼・襲撃シーンの撮影場所

第4回「大脱走」

中学2年生(1982年)の頃に学校でチラシブームがありました。

この頃、同学年のK君が「真昼の死闘」「俺たちに明日はない(初版)」を持っていて人気者でした。
ブーム時に、中学生でこれだけのチラシを持っていればヒーローです。

僕は対抗意識が出て、「この年のお年玉は全部チラシを買う!」と決めました。
当時のお小遣いが月3千円。
東京に行くだけで電車代が2千円なので、希望の買いたいチラシがあるかわからないけれども、チャンスは1回です。

目的はマックィーンとイーストウッド。
今に思えば、田舎の中学生がなんてとこに手を出すのか・・・